Mebrandnew パーソナルスタイリスト
こうのめぐみ

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ファッションコラム column

ファッションで「はっ」とさせられた女性の話

かなり昔のことになりますが、世の中でまだ「ワントーンコーデ」という言葉が使われていなかった頃のことです。
その女性は、新宿の老舗デパート近くで見かけた、おそらく40代後半くらいのマダムでした。


季節は冬。黒やダークグレーなどのファッションに身を包んだ人が多数いる中、ライトグレーや、白っぽい色を丁寧に重ねたおしゃれをしている女性に目を奪われました。
決して奇抜で目立つファッションだったわけではなく、今も私の記憶に鮮烈に残るほど、「はっ!」とさせられた美しいコーディネートをしていた女性でした。
淡いグレーのざっくりしたタートルセーター、白に近い細身のパンツをロングブーツに入れ、マント風のコートと大判のグレー系グラデーションのショールをまとい、なんとも言えない美しさと迫力がありました。


同系色を丁寧に重ねながら微妙に素材感に変化をつけていく着こなし。
今でもその女性を時々思い出し、丁寧なおしゃれは自分が心地いいだけでなく、周りの人をも魅了するのだと感じました。